Hi !!
ぱーぷるです。
紹介するのは定番であり有名なEDM。
ただ羅列するのも面白くないので、年代ごとに分けてEDMのサウンドの変化を見てもらいながら解説していきます。
ちなみにここで紹介するEDMとは、DJ兼プロデューサーである人達が作ったサウンドにフォーカスしています。
皆さんのなかでEDMというとレディ・ガガとかをイメージしている人がいたらそれは今回の趣旨とはズレていますので、ご注意ください。
そして例によって今日、紹介する楽曲を集めたプレイリストを作りましたので良ければご活用ください。(Spotifyは無い曲が多数あるため今回はYouTubeのみ)
YouTube(YTMusic)
では早速いきましょう!
と、その前にEDM初心者の皆さん、これから知らない用語がチラホラと出てくると思います。
それらの用語は下の別の記事で解説していますのでそちらを見ながら読み進めてみて下さい!
▸クラブミュージックを聴くなら必須の知識?詳しいジャンル分類~EDM編~【音楽】
2010~12年: EDMの台頭
この時期から、EDMが世界に認知され始めます。
今ではEDM界を代表する大御所達がこの頃にヒット曲を飛ばしてEDMというジャンルを世に知らしめていきます。
Skrillex - Rock'n'Roll (2010)
Skrillexはアメリカ出身のDJ。
ダブステといえばこの人というような、ジャンルを代表するアーティストです。
2010年にこのクオリティが出来るのは彼だけだろうと思えるくらい高い完成度の曲です。
David Guetta ft. Sia - Titanium (2011)
Daivid Guettaはフランス出身のDJ。
彼はEDMの生みの親みたいな存在で非常に長く活躍しているDJです。
この曲はフィーチャリングに後に『Chandelier』などのヒット曲を飛ばすことになるSiaを起用していて彼女のヒットのきっかけになった1曲ですね。
Avicii - Levels (2011)
Aviciiはスウェーデン出身のDJ。
クリーンなメロディーラインが特徴で、後に現れるDJ達のインスピレーションを与えるほどの影響力を残した彼の原点ともいえる1曲です。
これで初めて全英チャートで1位を獲得しました。
Nicky Romero - Toulouse (2012)
ニッキー・ロメロはアオランダ出身のDJ。
彼のヒット曲は正直、これだけなんですけどこの曲はサウンドも面白いし、独特な他にない1曲だと思いますね。
Swidish House Mafia - Don't You Cry Child (2012)
Swidish House Mafiaはスウェーデン出身のDJトリオ。
EDMこれからってときに解散をしてしまった彼らのヒット曲の1つです。
これ、ホントに2012年の曲なのかと思ってしまうくらいよく出来た1曲です。
Zedd ft. Foxes - Clarity (2012)
Zeddは長く前線で活躍するドイツ出身のDJ。
グラミー賞を獲得するなど、曲として完成度の高い1曲であり、彼の代表曲の1つ。
デビュー前だったシンガーFoxesをフィーチャリングに起用するという点でも彼の先見の明とか才能を感じますよね。
そういった所があるから2019年の今でもヒット曲を出すことができるんでしょうか。
Disclosure ft. Sam Smith - Latch (2012)
Disclosureはイギリス出身のDJデュオ。
プロデューサーとしての能力に長けていて、この曲は私が好きなハウスミュージックの5本指に入るお気に入りの1曲です。
あと、フィーチャリングのサム・スミスはこの曲で初めて世界に認知されて、その後のヒットに繋がった経緯があります。
2013~14年: EDMの全盛期到来
あくまで私、個人の印象ですがこの2年間でEDMは全盛期を迎えます。
色んなアーティストが現れ、全米チャートにトップ10するようなヒット曲を次々にリリースしていきます。
Martin Garrix - Animals (2013)
Martin Garrixはオランダ出身のDJ。
ホントにこれは曲なんかと思うようなサウンドですが、中毒性は抜群の1曲です。
これが彼にとっての最大のヒット曲となり、スターの階段を一気に駆け上がりました。
何が凄いってこの時、彼はまだ18歳とかなんですよね。
いや〜、恐るべし。。
Hardwell ft. Mathew Koma - Dare You (2013)
オランダ出身のDJ。
DJとしてより、レーベルオーナーとしての顔が強い印象で、これくらいの時期はDJの間ですごい人気があったアーティストでした。
もちろんサウンドメイクもなかなかなもので、この曲もとてもいい曲です。
Krewella - Alive (2013)
この曲が出た時は3人で活動していたアメリカのアーティスト。
ボーカルをメンバーの女性2人が務めてるのが他のDJとかとは違う所ですね。
この年代ではクオリティの高いサウンドを作ってて、この曲の入ったデビューアルバムは全米アルバムチャートでトップ10入りを果たすヒットをしました。
Avicii - Wake Me Up (2013)
Aviciiにとって最大のヒット曲となった1曲です。
アコギを楽曲に取り入れるというこれまで意外と誰もしてこなかった事をして、その試みがEDMを知らないような人の心を掴んで大ヒットしました。
全英1位はもちろん、全米チャートでもトップ10入りを果たしました。
Porter Robinson - Sad Machine (2013)
Poter Robinsonはアメリカ出身のDJ。
プログレッシブハウスやメロディックハウスを作る彼の特徴はサウンドの綺麗さです。
あと彼自身は日本のアニメなどが大好きだったり、ボカロを使った曲を作ったりと結構親日的な人ですね。
R3hab & VINAI - How We Party (2014)
R3HABはオランダ出身のDJ。
クラブDJで長く活躍しているアーティストで、ライブで盛り上がる曲で彼の右に出る人は少ないと個人的に思っています。
VINAIはイタリアのDJでこちらもクラブDJとして長く活躍している人ですね。
Afrojack & Martin Garrix - Turn up the Speakers (2014)
『Animals』で大ヒットしたMartin Garrixはその後、様々なアーティストとコラボしていきます。
その1つがこれで、EDMの成長を支えたDJの1人Afrojackとタッグを組んでいます。
バキバキのクラブミュージックです。
Dimitri Vegas & Like Mike, Martin Garrix - Tremor (2014)
Dimitri Vegas & Like Mikeはベルギー出身のDJデュオ。
ビックルームハウスというジャンルで一世を風靡した彼らの最大のヒット曲です。
DJ Magという雑誌が毎年しているその年の有名DJをランキング付する企画”Top100DJs”で2015年と2019年に1位を獲得しています。
せこい手を使っての1位という噂もありますけど(笑)
Oliver Heldens - Koala (2014)
Oliver Heldensはオランダ出身のDJ。
Future Houseというジャンルで代表的なアーティストです。
というか私はFuture Houseを作るDJ、彼しか知らないですけど(笑)
彼は今でも息長くクラブDJとして活躍していますね。
Alesso ft. Tove Lo - Heros (We Could Be) (2014)
スウェーデン出身のクールなルックスが特徴のDJによる最大のヒット曲。
フィーチャリングには高い歌唱力が持ち味のTove Loを迎えていて、全英チャートで6位、全米チャートでもトップ30目前の31位までいきました。
Galantis - Runaway (U&I) (2014)
Galantisはスウェーデン出身のDJデュオ。
プログレッシブハウスというジャンルの耳に張り付くようなサウンドが特徴的な1曲。
彼らにとってのヒット曲の1つで、全英チャートで4位につけました。
Calvin Harris - Summer (2014)
Calvin Harrisは非常に長く活躍しているイギリスのDJによるヒット曲の1つ。
今は知りませんが、これくらいの時期は世界で最も稼ぐDJとも言われてましたね。
自身がボーカルを務めることがあるというのが他のDJとは違ってて、こちらのサマーチューンも彼が歌っています。
David Guetta & Showtek - Bad (2014)
デヴィッド・ゲッタとShwtekという独特のメロディーラインとサウンドを作るDJによるコラボ曲。
分かり安い世界観で頭に残る1曲です。
Axwell & Ingrosso - Something New (2014)
解散したSwidish House Mafiaのメンバー2人による新グループによるデビューシングルです。
クリアなサウンドがよりクリアに聴こえる世界観が特徴的ですね。
DJ Snake & Lil Jon - Turn Down For What (※2013)
DJ Snakeはフランス出身のDJ。
トラップ系のサウンドを持ち味とするアーティストによるヒット曲。
映画「ワイルドスピード」の7作品目の挿入歌として使われたりして、大ヒットして全米チャートで4位まで駆け上がった1曲です。
EDM界に新しい風を送り込んだという意味で、今回の時系列で大事な1曲でもあります。
また2013年に※を打ってあるのはリリースは2013年ですが、実際にヒットしたのは2014年になってからという意味で付けました。
2015年: スタイル変化点
2年の勢いが途絶えてきて、チャートでEDMの曲をみかける機会は減っていきます。
その中で、これまでのEDMの主なスタイル(メロディックハウス)以外のジャンルの楽曲を作るアーティストたちが徐々に台頭していきます。
あと、この年と2016年はDiploという1人のDJが猛威を振るいますね(笑)
Avicii - Waiting For Love
アヴィーチのセカンドアルバムの1曲目であり、リードシングルです。
クレジットには無いですが、Martin Garrixとコラボしててボーカルはなんと『All of Me』などで知られるJon Legend。
ドロップが変わってて、でもそれがまたいい味を出していると思いますね。
Kygo ft. Maty Noyes - Stay
Kygoはノルウェー出身のDJ。
トロピカルハウスというジャンルの生みの親と言われる人物です。
完成度の高いサウンドと耳に優しい、クリーンなシンセメロディーが印象的です。
ちなみにこのドロップなどで使われているシンセの音は特許でもあるのか他のアーティストは使いませんよね。
不思議です。
Jonas Blue - Fast Car
トロピカルハウスを作るイギリス出身のDJ。
これが彼のデビューシングルでいきなり全英チャートで2位を獲得するヒットを果たしました。
Robin Schulz ft. Francesco Yates - Sugar
Robin Schulzはドイツ出身のDJ。
Deep Houseというジャンルの楽曲を作る代表的なアーティストでこの曲はそんな彼の代表曲の1つです。
耳心地のいいギターサウンドが彼の特徴です。
Odesza ft. Zyra - Say My Name
OdeszaはアメリカのDJデュオ。
非常にクオリティの高いサウンドを作ることが印象的ですね。
ジャンルはFutureBassとエレクトロニカの間といったところでしょうか。
Major Lazer, DJ Snake ft. MØ ‐ Lean On
Major LazerはDiploなど3人で構成されるDJグループ。
フィーチャリングには高い歌唱力をもつMØを迎えています。
ボーカルをピッチ上げて、シンセサイザーみたいに使うDJ Snakeの持ち味などが発揮されたニューサウンド。
全米チャートで4位に到達したヒット曲です。
Jack U ft. Justin Biber - Where Are U Now
Jack UはDiploとSkrillexによるスペシャルユニット。
ジャスティン・ビーバーを起用して全米チャートトップ10入りのヒット曲となりました。
ジャンルはトラップで、クセになるドロップのメロディーラインが印象的ですね。
2016年: 第2の全盛期
この年は1組のアーティストがEDM界を盛り上げました。
それはザ・チェインスモーカーズ。
彼らはこの1年だけで3曲のメガヒット曲を飛ばしてEDMの歴史上、おそらく最もヒットしたアーティストになったんじゃないかと思いますね。
そんなこともあって、この年はEDMが再び脚光を浴びた1年になったと思います。
Alan Walker - Faded (※2015)
Alan Walkerはノルウェー出身のDJ。
元々、NCSというYouTubeチャンネルで頭角を現したアーティストでインスト曲だった『Fade』にボーカルを加えるアレンジを加えた1曲です。
全英チャートでトップ10入りするなど、ヨーロッパを中心に大ヒットしました。
とてもスローテンポで引き込まれるドロップが特徴的です。
The Chainsmokers ft. ROZES - Roses (※2015)
The ChainsmokersはアメリカのDJデュオ。
何処からともなく全米チャートに現れ、あれよあれよと言わんまにトップ10入りして最高位6位まで上り詰めた1曲です。
フューチャーベースの要素を楽曲に取り入れ、これまでに無いサウンドが当たった形なのかなと思います。
リリースは2015年ですが、世に広まったのは2016年と言うことでここで紹介。
ここが彼らのサクセスストーリーは始まりです。
Major Lazer ft. Justin Bieber, MØ - Cold Water
ジャスティン・ビーバーとMØを迎えたこの曲は 『Lean On』に続くヒット曲となり全米チャートで1位を獲得しました。
そしてこれが彼らの最後のヒットシングルとなります。。
Flume ft. Kai - Never Be Like You
Flumeはオーストラリア出身のDJです。
FutureBassを基本に、独特の世界観とサウンドを作る印象がありますね。
この曲を収録した彼のセカンドアルバムは全米チャートでトップ10入りを果たすヒットとなりました。
Martin Garrix ft. Bebe Rexha - In the Name of Love
『Animals』でヒットして以来、久々となるヒット曲。
FutureBassのサウンドを取り入れた楽曲です。
自身のレーベルを立ち上げてから2曲目となるシングルで、フィーチャリングにべべ・レクサを迎えています。
全英チャートでトップ10入りを果たし、全米チャートでもトップ30入りをします。
The Chainsmokers ft. Daya - Don't Let Me Down
彼らの2曲目のヒット曲となり、全米チャートで今度は3位まで上り詰めます。
この曲は『Roses』は打って変わってトラップサウンドになっています。
フィーチャリングのDayaの力もあり、とてもパワフルな印象の1曲です。
The Chainsmokers ft. Halsey - Closer
『Don't Let Me Down』からわずか5か月後にリリースされた彼らにとっての最大のヒット曲。
FutureBassを基盤にした、リラックスできるサマーチューンです。
12週に渡って全米チャートで1位を獲得するなど、EDM以外のジャンルで見てもあまり類を見ないヒットをした1曲ですね。
Marshmello - Alone
Marshmelloはアメリカ出身の覆面DJです。
他のDJとは少し、趣向が違ってマスコット的な人気が強く、世界で絶大な人気を持っています。
この曲はそんな彼の最初のヒット曲。
ポップなトラップミュージックです。
クオリティーはそこまで高く無いですが、頭に残る1曲であることは間違いないですね。
Kungs vs Cookin' on 3 Burners ‐ This Girl
Kungsはフランス出身のDJ。
Cookin' on 3 Burnersというアーティストの曲をRemixした1曲で彼のデビューシングル。
ブラスサウンドを変わったメロディーラインで奏でるドロップが印象的で、イギリスなどのヨーロッパで大ヒットしました。
2017~19年: 停滞期
2016年のThe Chainsmokers旋風で一時盛り返したものの、2017年以降はかなり厳しい状況に立たされます。
曲の高いクオリティや有名シンガーとのコラボが常識となって、市場が完全に一部のアーティストによる独占状態になっていて、なかなか新しいアーティストも出にくくなっています。
Gryffin & Illenium ft. Daya - Feel Good (2017)
GryffinはアメリカのDJ。
Illeniumもアメリカ出身のDJ。
この2人はFuture Bassというジャンルで代表的なアーティストです。
耳心地のいいサウンドが特徴的。
The Chainsmokers & Coldpaly - Somthing Just Like This (2017)
彼らのデビューアルバムからの1曲。
代表的なロックバンドColdplayとコラボした1曲で、サウンドはドストレートなFuture Bassサウンドです。
全米チャートで3位に入る、これもまたヒット曲となりましたがこれ以降は彼らのトップ10入りはピタッとなくなりましたね。
Kygo & Selena Gomez - It Ain't Me (2017)
KygoとSelena Gomezがコラボした1曲です。
イギリスなどのヨーロッパでは圧倒的な人気を持つ彼が、この曲で遂に全米チャートでもトップ10入りを果たしました。
これまでの彼のサウンドとはテイストが変わってピアノとボーカルカットを積極的に取り入れています。
ちなみに、ボーカルカットを使ったメロディーラインは後にポップミュージックなどでもよく使われるテクニックになりました。
彼は何かと新しいことを生み出す力を持っていますね。
Zedd ft. Aleesia Cara - Stay (2017)
FutureBassを取り入れた新曲で彼にとって久々のヒット曲となります。
ヴォーコーダーというボーカルにシンセのような加工を施す技術を非常に上手く取り入れて、彼自身の新たな世界観を作り出しました。
また、ボーカルを務めたアリシア・カラはこの曲のヒットがきっかけにグラミー賞で新人賞を獲得しました。
Zedd ft. Maren Morris, Grey - The Middle (2018)
停滞期といいながらもZeddだけは絶好調で2017年に『Stay』、2018年に『The Middle』と2年連続で全米チャートトップ10入りする大ヒット曲をリリースします。
フィーチャリングにはカントリーシンガーのMaren Morris。
またGreyとはZeddお抱えのDJデュオで、とても高いクオリティの楽曲を作ります。
この彼の活躍が低迷するEDM界をかろうじて支えている印象ですね。
Marshmello ft. Bastille - Happier (2018)
Marshmelloにとって最大のヒット曲となった1曲♪
フィーチャリングには特徴的な声を持ち、『Pompeii』などで有名なBastille。
ホントに彼が作ったんかと思ってしまうような凄いクオリティの楽曲ですけど、全米と全英で2位を獲得するなど全世界でヒットしました。
Sigala ft. Paloma Faith - Lullaby (2018)
Sigalaはイギリス出身のDJ。
トロピカルハウスで代表的なアーティストの1人です。
彼のヒット曲は他にあるんですが、この曲が個人的に好きなのでこれを紹介しました。
Tiesto ft. Post Malone, Preme, Dzeko - Jackie Chan (2018)
ティエストはオランダ出身のDJ。
彼はこんなところで紹介してますが、EDMがメジャーになる前から活躍している大御所の1人です。
フィーチャリングにはPost Maloneなどを迎えた豪華な1曲。
と言った感じで今回はこの辺で
ありがとうございました!
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